本日は、現在開発中の『まうす★くりっかー』の直接的なコード入力作業から一度離れ、ZAITO Worksの将来を担う「シリーズ作品」の構想を練り込む一日に充てました。
タイトルや具体的な詳細はまだ伏せておきますが、今後リリースしていく一連のゲーム群の根幹となる、「世界観の設計図」を構築しています。一見、目の前の開発を止めているようにも見えますが、これは私にとって最も重要で、最も贅沢な時間でもあります。
なぜ、今「設定」を練るのか
これまで、私にとってゲーム制作は「自分でこんなものを作ってみたい」という、頭の中だけの淡い妄想に過ぎませんでした。しかし今回、未完成ながらも『まうす★くりっかー』が形になり、実際に自分の手で動かせるようになったことで、確信に変わったことがあります。
「自分の想いは、形にできる」。
この実感が、私の創造意欲に火をつけました。 私が目指すのは、単に暇つぶしの道具を提供することではありません。自分で作ったゲームを世に送り出し、多くの人にその世界を歩いてもらい、楽しんでもらうこと。そのためには、プレイヤーが違和感なく没入できるような「設定の細かさ」が不可欠です。
単発のゲームをリリースし続けることも、一つの生存戦略かもしれません。しかし、消費されるだけのコンテンツではなく、長く愛されるブランドを築くためには、プレイヤーが深掘りしたくなるような「物語の強度」が必要なのです。
本命のシリーズに本格的に着手する前に、今こうして設定を整理しておくことは、単なる執筆作業ではありません。設定を固めることで、「その世界を表現するために、ゲームシステムとしてどんな要素が必要なのか」が明確になります。つまり、今作っている『まうす★くりっかー』や、その次に控える小規模な作品たちは、本命の世界を正しく構築するための「壮大なテスト」でもあるのです。
創造の相棒:深掘りにも使えるAIとの付き合い方
この膨大で緻密な世界観設定において、AI(人工知能)は極めて優秀なパートナーとなってくれています。しかし、ここで勘違いしてはいけないことがあります。
みなさんを新しい冒険へ連れていくために必要なのは、AIが生成した最大公約数的なデータではなく、「私の想いが作る世界」そのものです。
AIは、私が投げかけた問いに対して、何万通りもの可能性を提案してくれます。しかし、その提案の中には当然、世界観としての矛盾や、私の美学に反する要素も含まれています。そこで重要になるのが、開発者である私自身の「取捨選択」です。
- AIが提示した案を、私の哲学というフィルターにかける。
- 矛盾があればそれを指摘し、さらに深い設定を引き出す。
- AIとのラリー(対話)を繰り返すことで、曖昧だった設定の「潰し込み」を行っていく。
もともと頭の中にあった構想は、AIという「鏡」を通すことで、より客観的で、より強固なものへと磨き上げられています。AIは決して物語を書く「主役」ではなく、私の脳内にある霧を晴らし、解像度を上げてくれる「高度なスコップ」のような存在です。
ZAITO Worksが目指す「物語の重力」
事務方として、私は「正確さ」と「論理」の世界で生きてきました。その経験は今、ファンタジーやゲームの世界を構築する際の「整合性」という強力な武器になっています。
キャラクターがなぜその行動をとるのか。 その魔法や技術にはどんな代償があるのか。 歴史の裏側で、どんな因果が働いているのか。
これらの「物語の重力」がしっかりしていれば、プレイヤーは安心してその世界に身を委ねることができます。私が目指す自由とは、こうした強固な世界観を資産として持ち、それを形にし続けることです。
本日の設定構築を経て、次なる開発の指針がより鮮明になりました。 ZAITO Worksは、目に見える「コード」という形と、目に見えない「設定」という魂を両立させながら、これからも一歩ずつ進んでいきます。
未来の冒険の断片を、楽しみにしていてください。


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